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堺のくるみ餅とは?
大阪・堺の名物「くるみ餅」ってご存知でしょうか?

胡桃(クルミ)の餅でしょ?
と思ったら、堺名物のくるみ餅は違うのです。
くるみはくるみでも、「包む」という意味での「くるみ」。
柔らかい白玉餅を、餡でくるみます。
餡は青大豆を使用しており、綺麗な緑色。
胡桃の茶色を想像しているとビックリしますね。
始まりは室町時代
くるみ餅の歴史は、室町時代まで遡ります。
当時の堺は、明との貿易港として栄えていました。
明から届いた品を用いて作られた茶菓子が、餅をくるむ「くるみ餅」。
作ったのは、老舗「かん袋」の五代目・和泉屋忠兵衛という人物だそうです。
賞味期限は当日?!
青大豆の皮を丁寧に取り、炊き上げた餡で作られるくるみ餅は、生菓子のため日持ちしません。
販売店には「賞味期限は当日中」という張り紙がされ、「持ち帰り」はできても発送はされません。
秀吉が命名した名店「かん袋」
大阪・堺でくるみ餅を味わえる、一番の老舗が「かん袋」です。
かん袋は、創業1329年。なんと鎌倉時代(!)から続く名店です。
店名が不思議だなあ。
と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、この名付け親はかの豊臣秀吉だそうだから凄い。
<持ち帰り商品>
シール容器入り 2人前1000円〜
壺入り 3人前 2000円〜 他
<店内飲食メニュー>
くるみ餅シングル 400円
氷くるみシングル 400円 他
<店舗情報>
店名:かん袋
住所:大阪府堺市堺区新在家町東1-2-1
公式サイト:https://www.kanbukuro.co.jp/index.html
「八角堂」
他に堺銘菓「くるみ餅」を味わえる店が、「八角堂」。
手作りならではの繊細な味に、古き良き時代の甘味が贅沢に加わり、独自の美味しさに。
こちらでも持ち帰りの他、店内飲食ができます。
<店舗情報>
店名:八角堂
住所:大阪府堺市堺区神石市之町19-2
公式サイト:http://eightcorner.html.xdomain.jp/menu.html
くるみ餅に並ぶ堺銘菓、けし餅
遠方に住んでいるから、堺を訪れてくるみ餅を味わえるのはまだ先…
とガッカリするのはまだ早いです。
実は堺には、他にも歴史ある魅力的な銘菓があります。
それが「けし餅」。
千利休によって広められた茶の湯の習慣は、堺の地で多くの和菓子を生み出しました。
そのひとつが、ケシの香味を生かして考案された「けし餅」です。
「小島屋」は、創業300年以上を誇る老舗。けし餅一筋に家伝の製法を守り続けています。
賞味期限は製造から4日で、楽天からも購入可能です。
まとめ
室町時代から続く、大阪・堺の銘菓「くるみ餅」。
発送されないが由に、食べたい気持ちが募ります。
現地に行って味わうことが楽しみになりますね♩